人気ブログランキング | 話題のタグを見る
神田愛山講談忘年会
 ついこの間まで市民プールで泳いでいた気がします。
 それがいきなり冬です。絽から袷の着物へ。単衣の着物の出番がすくなくなりました。
わが国の春と秋は本当に短くなっています。
 着物も江戸の頃とはまったく違う現代の陽気に合わせて選び着こなす必要がありそうです。
 交通機関や大きなビルの過剰暖房にはまいります。汗だくになってしまいます。どうして担当者が調整しないのかがわかりません。

 ……現段階で「神田愛山講談忘年会」の参加定員は残り9名様です(当日参加不可・完全予約制03ー3430ー6615愛山工房)。
 なおお土産としてお持ち帰りいただきますCDは「敵の倅」に決めました。
 この読み物は赤穂浪士の討ち入りを客観的にみた一席で、古典講談にあるわけではなく、わたしの創作でもありません。
 わたしが史実をつなぎあわせて構築し、ある人物の一人称によって物語を進めます(これがミソ)。
 そして文章でいえば最後の一行だけが、わたしの思いを入れたフィクションとなります。

 このCDはこの日の参加者限定製作です。後日の販売はありません。らくごカフェさんにも置きません。ぜひご参加下さい。

「神田愛山講談忘年会」12/25(土)13:00
・らくごカフェ(神保町駅A6出口・神保町交差点岩波ブックセンター隣・古書センタービル5F
(ビル裏口のエレベーターよりお乗り下さい・降りて左)千代田区神田神保町2ー3)
・5000円(ブログプリント持参割引なし)
・愛山演題「(赤穂義士銘々伝)二度目の清書」「(講談私小説新作ネタ下ろし)角袖」
・アマチュアへの公開稽古
・懇親会・CD軽食付
# by aizan49222 | 2010-12-10 15:38 | 愛山メッセージ
名探偵モンク(Ⅱ)
 ケーブルテレビAXNミステリーで放送中の「名探偵モンク」の主人公エイドリアン・モンクはわたしと同じ強迫神経症に冒されており、サンフランシスコが舞台のコメディミステリーですが、シリーズⅡ16話「ぶっ飛びモンク」では、科学物質が脳の中に入るのは堪えられないと、強硬に薬を飲むことを拒否していたモンクが、とうとう新薬を飲むことになりました。

 そのくらいにモンクの病状は悪くなっていたのです。
 「(薬を飲んで)変わるのは怖い。でも変わらないのも怖い」
というモンクの悩みは、まさにわたしの悩みでもあります。

 で、新薬を飲んだモンクは今までとは正反対、何事をも恐れぬ豪快な男になりました。
 本人も「今までの中でいちばん頭がスッキリしている」といいます。
 しかしその代償として犯行現場で些細な手がかりを見逃さない強迫神経症の彼ならばこそ発揮できた名探偵としての能力が萎え、モンクがモンクであってモンクでなくなってしまいました。

 わたしの目から見ても、モンクにまったく魅力がなくなり、こんな男とは口もききたくないと思ったほどです。
 強迫神経症者に限らず、どんな性格になろうと、それはそれで欠点があるということを、わたしは今さらのように痛感しました。
 モンクの秘書も友人たちも心配して、モンクの主治医に話し、その新薬の服用をやめさせました。

 そしてモンクがまた強迫神経症に責め立てられる元の名探偵にもどりますと、一同は喜び、モンクの元上司は「お帰り」とさえいったのです。
 彼らはモンクの強迫神経症に悩まされながらも、モンクの病気を受け入れてくれているのです。

 大体が神経症は肉体的な病とは違って健常者の理解をなかなか得られませんが、それは傍で見るよりも、とても辛い病気なのです。
しかしもはや強迫神経症がモンクの人格の一部となってしまっていて、彼のまわりの人たちは、そんなモンクを愛しているのです。

 人は誰しもが、心配事を抱えて生きているわけですから、完全に心配事がなくなるわけはなく、その意味で強迫神経症の完治は不可能だと、わたしは思います。心配事がまったくない人生など、わたしには考えられないからです。
 ただ強迫神経症者の場合は、神経に侵入してくる心配事のウイルスチェックが、あまりにも過敏であるのでしょう。
 強迫神経症者は強迫神経症を抱えて生きていく以外にはないと思いますが、とにかくわたしも「名探偵モンク」のように強迫神経症をコメディ仕立てにした講談を創ってみたい。それが来年の課題になるかもしれません。モンクに感謝!
# by aizan49222 | 2010-12-05 17:05 | 愛山メッセージ
名探偵モンク(Ⅰ)
 以前にもこのブログでご紹介したことがありますが、ケーブルテレビAXNミステリーで放送中の「名探偵モンク」の主人公エイドリアン・モンクはわたしと同じ強迫神経症に冒されており、サンフランシスコが舞台のコメディミステリーですが、シリーズⅡ16話「ぶっ飛びモンク」では、科学物質が脳の中に入るのは堪えられないと、強硬に薬を飲むことを拒否していたモンクが、とうとう副作用がすくないという新薬を飲むことになりました。

 そのくらいにモンクの病状は悪くなっていたのです。
 「(薬を飲んで)変わるのは怖い。でも変わらないのも怖い」
というモンクの悩みは、まさにわたしの悩みでもあります。
 わたしはアルコール依存症の治療のために一年近く通院して精神科医の問診を受け、抗酒剤も飲みましたが、わたしが強迫神経症の治療のために神経科を受診しないのは、アルコール依存症に冒されたわたしが、いくらアルコールという薬物ではないにせよ、心の病に関する他の薬物を服用すれば、今度は薬物依存症に陥ってしまうのではないかという恐怖心を、どうしてもぬぐいさることができないからです。

 しかしカウンセリングを受ける必要はあるかもしれません。
 が、わたしは精神分析学の岸田秀先生の著書をテキスト、処方箋にして、この15年ほど自己分析を続けており、その時々で気づいたことは、さらに客観視して、講談私小説やメンタル講談として作品化しておりますので(専門家のカウンセリングを受けるよりも効率は悪く時間はかかるかもしれませんし、傲慢といわれても仕方がありませんが)これまた、どうしてもカウンセリングを受けようという気がおきないのです(でもモンクは受けています)。

 わたしが強迫神経症を発病したのは小学校高学年の頃で、その頃に大人の誰かが気がついて受診させてくれていれば、もちろんお医者さんを頼る人生になったことでしょう。
 しかし今となっては、わたしの病巣は心にこびりついていて離れないでしょうし、だいいち医者選びからして厄介です。

 モンクは医者と信頼関係を結ぶのに8か月かかり、2人の医者を早期退職に追い込んだといいますが、わたしの場合は、わたしが信頼している岸田先生の著書に匹敵するお医者さんを見つけださなければならないのです。

そういう先生でないと、とてもわたしは自分の心をあずけようという気がおきません。
# by aizan49222 | 2010-12-01 18:13 | 愛山メッセージ
年忘れコタン講談会
 わたしが初めて鬱気分を鬱として意識しましたのは、小学一、二年の頃に近所を歩いていて、どこからか童謡の「春よ来い」(作詞・弘田龍太郎 作曲・相馬御風)が流れてきたときのことです。
 この歌を聴いた途端に、わたしは学校へいくのはイヤだ、人に会うのはイヤだという思いに囚われてしまいました。
 春という言葉が新学期を連想させたからでしょう。
 大正後期に創られた名曲に間違いはありませんが、わたしはいまだにこの歌が苦手です。
 心の病との付き合いはそれ以来ですが、今朝も漠然とした焦燥感を引きずって目が覚めました。

 が、これが普通。わたしにとっては当たり前の朝なのです。
 わたしの楽屋の友人に「厄介事に巻き込まれ、どんなに不快で面倒な状況にあろうと、夜はぐっすり寝られるよ」という男がいて、人から「おまえは今ぐっすり寝てる場合じゃないだろう」といわれ、自分でも「そうだ。その通りだ。おれは今ぐっすり寝てる場合じゃない……とは思うけど、それでもやっぱりぐっすり寝られる」というのです。
 とても健康で、そして強い男だと、つくづく思います。

 ……暮れに入ります。赤穂義士伝の季節です。この読み物は講談の中でも別格扱いを受けます。
 ぜひとも忙中の閑をみつけていただきまして「コタン講談会」へのご来場をよろしくお願い申し上げます。

 なお終演後お時間のある方は打ち上げをいたしましょう。そのまま客席へお残りください(別途料金)。

「第13回コタン講談会」12/3(金)19:30
・ライブハウス四谷コタン(新宿区若葉1ー9金峰ビル101)
・2000円+ワンドリンクオーダー制(ブログプリント持参割引なし)四ッ谷駅(四ッ谷見附交差点側)を出て
 新宿通りを上智大学とは反対方向に直進5分ほど歩くと左側にジョナサンあり左折初角を右折突き当たって左折15mほど先左側ビル~
・「前講」神門久子・「(講談ショートショート)あの時の男」「(赤穂義士銘々伝)赤垣源蔵徳利の別れ」神田愛山
# by aizan49222 | 2010-11-26 10:38 | 愛山メッセージ
誕生日の独演会
 この世でいちばん幸せな人とは「来世も自分に生まれ変わりたいと思っている人」だそうですが、わたしなどはとてもそんな境地にはいたっておりません。
 ただ「もう一度こんな自分に生まれ変わっても仕方がないかな」とは思っております。
 しかしそれは何も自分の人生を若干なりとも肯定しているからではなく、こんな自分を否定してしまったら、あまりにもこんな自分が哀れであるからです。

 わたしの57回目の誕生日が図らずも独演会の当日となりました。
 新作のCDも発売いたします。
 57才児のお誕生会に、ぜひともご来場賜りますよう伏してお願い申し上げます。

「神田愛山独演会」11/26(金)19時
・らくごカフェ(神保町駅A6出口・神保町交差点岩波ブックセンター隣・古書センタービル5F
 (ビル裏口エレベーターよりお乗りください。降りて左)千代田区神田神保町2ー3)
・2000円(ブログプリント持参割引有り)
・愛山演題「鼠小僧次郎吉伝(三)箱根の湯治場」他新作一席

…木戸にて自主制作CD販売「(赤穂義士銘々伝)勝田新左衛門」「(露地野裏人)初夢の女」
 (通販はいたしません・愛山主催会及びらくごカフェご来店時の対面販売限定)
# by aizan49222 | 2010-11-21 17:15 | 愛山メッセージ