独居にて埃まみれの年明くる

《平将門と講談私小説の新作》
　去年の仕事納めの高座で「来年はぜひともやりたいと言い続けてきたダンディズムの極致である平将門をネタ下ろしします」と宣言しましたので、今年は何としても創らねばなりません(笑)。
　またその宣言で弾みがついてしまい(笑)これまたかねて懸案でありました講談私小説の新作を何年ぶりかで創ることに決めました。自分を追い込んでます(笑)。

《出演拒否》
　わたしはかねてＮＨＫの講談番組の偏った出演者の人選に強い怒りを覚えていて、仮に出演依頼があったにせよ拒否をして、わたしのように無視され続けてきた無名の講釈師のプライドは守るつもりです。
(実際に「日本の話芸」を断りました。わたしは昨年ＣＤを出して世の認知を得ましたので、それでＮＨＫもわたしに出演依頼をせざるを得なくなってしまったのでしょうが、今さら何をいいやがる(笑)！であります)
　しかしプライドを守ることは傍目には拗ねているか僻んでいるか片意地を張っているかにしかみえませんし、現実的にはＮＨＫを相手に啖呵を切って損をするわけですから、まことにつまらぬことなのですが、わたしはこういう風に生きてきてしまったので、ここに至ってどうにもなるものでもありません。
　こんなわたしですが今年もよろしくお願い申し上げます。

『神田愛山独演会in向じま墨亭～初春の古典と講談ショートショート』
１/11(土)12(日)13(月祝)14:00
向じま墨亭(墨田区東向島１ー10ー20)
各3000円
(問・予約)
080ー1327ー5615 ticketbon@yahoo.co.jp
オフィスぼんが
１/11(土)「明治白浪女天一坊爆烈お玉」露地野裏人ショートショート「温かい年賀状」「初夢の女」
　12(日)「葛飾北斎と谷文晁」神田愛山ショートショート「気になる男」「防犯パトロール」
　13(月祝)「鉢の木」結城昌治ショートショート「初夢の百分の一」「専門家」