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1月神田愛山独演会予約受付開始!

 霜月や夢のまた夢古希迎ふ

《まがい物》
 ある小説を連載中のAという作家が亡くなり、そのあとをBという作家が書き継ぐということがありますが、わたしはこういう作品は読みません。その理由は単純明快でAの意図をBが理解しているとは到底思わないからです。
 ですから今度AIが「ブラックジャック」の新作を描いたそうですが、わたしは読みません。理由は前述した通りに、それは手塚治虫先生が描いた「ブラックジャック」ではなく、どんなに手塚作品を分析していようとAIが描いたブラックジャックだからです。まがい物だからです。そういうものを読む好奇心は、わたしにはありません。

《1月神田愛山独演会予約受付開始!》
 だいぶ前のことになりますが、プロ野球をテレビ観戦しておりましたところ、ホームランを打たれたエースがマウンドで笑っています。
 わたしはなんと不謹慎な態度と思いましたが、そのシーズンをもってエースは引退しました。
 その理由はわたしが観戦していた、エースがホームランを打たれた一球にあります。
 エースは自信をもって投げ込んだ一球だったようですが、ホームランを打たれてしまった……。
 どうやらエースの笑みは、打たれて悔いなし、すべてを成し遂げた野球人生の達成感からだったようです。で、引退を決意した……。
 それからすこしして某横綱が売り出しの若手に敗れ、土俵下で笑みを浮かべておりましたが、場所後に引退しました。
 その横綱も後継者を得ての満足しきった引退だったようです。
 ことほどさように完全燃焼をして引退を決意するときは未練もなければ悔しくも辛くも哀しくもなく、ただ自然と笑みが浮かぶのではないのかー。
 それがわたしの考える引退の潮時です。でもまだ笑みは出ませんから、ご安心あれ(笑)!
 ……年明けの独演会から鼠小僧次郎吉伝を全四席に渡って申し上げます。
 わたしの鼠小僧は珍しいですよ。ご予約ください。

『神田愛山独演会』
1/26(金)19:00
らくごカフェ(千代田区神田神保町2-3古書センタービル5F……ビル裏口エレベーターより)
2700円
(問・予約)
03ー6268ー9818
rakugocafe@hotmail.co.jp
らくごカフェ
【愛山演題】
鼠小僧次郎吉伝(一)「小仏峠」
他一席
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


by aizan49222 | 2023-11-22 17:15 | 愛山メッセージ


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