今月の『神田愛山･昼の茶会』

《ノーベル文学賞》
　わたしはまったく賞には無縁の男ですが、今年も「あの人」のノーベル文学賞の授賞はなかったようですね。
　わたしにいわせればあの人の騒がれ方はアイドルタレントのようで、本人にも昔のフォークシンガーのようにマスコミには顔を出さないとかの気どりがあり、とても文学者とは思われません。わたしには生涯無縁の作家です。

《三種の神器》
　スマホのことなどまるでわからないというのに､またここにいたってスペースとかクラブハウスなどという言葉を初めて聞きました。
　スペースといっても不動産屋ではなく、クラブハウスといってもディスコでもないそうで(笑)ツイッターでやれるＤＪ機能のようなものらしいのです｡　
　まさにスマホは万能の神で、これからはスマホを制する芸人が売れっ子になるのでしょうが、わたしなどは完全に時代に取り残されてしまい、今思えば留守電、ワープロ､ＦＡＸが、わたしの三種の神器でした(笑)。

《今月の『神田愛山･昼の茶会』》
　今月と来月の２回に分けて『神田愛山･昼の茶会』では清水次郎長伝興津河原の間違いを申し上げます。
　この読み物は地味ではありますが腹芸の聴かせ場です｡侠客伝の妙をご堪能ください。
　また後席は菊池寛先生の「敵討母子連れ」ですが、この読み物が結城昌治先生の「骨の音」と並んで、わたしの文芸講談を代表する二席だと思います。
　残席僅少とのこと。ご予約をお急ぎ願います。

『神田愛山・昼の茶会』
10/27(木)14:00
らくごカフェ(千代田区神田神保町２ー３古書センタービル５F…ビル裏口エレベーターより)
2000円(1ドリンク付)
(問・予約)
rakugocafe@hotmail.co.jp
電話03ー6268ー9818
らくごカフェ
愛山演題
清水次郎長伝「興津河原の間違い(上)」
菊池寛原作「敵討母子連れ」