６月と７月の講談私小説

《給付金詐欺》
　いくら給付金詐欺が多発しているとはいえ「簡単な手続きで困っている人たちに一刻も早く給付金を」というスローガンを変えてはダメですよ。厳重な審査などをやり始めたら給付金の意味がなくなります。
　だから詐欺師たちも、もっとうまくやってくださいよ。国をだますのは構いませんが、まっとうな受給要請者たちに迷惑をかけてはダメですよ。

《まとわりつき商法》
　わたしの街の駅ビルにオープンしたヤジウマ電機(仮名)は典型的なまとわりつき商法です。
　ちょっと商品の前に立っただけで「在庫を確認してまいります」と後ろから声がかかります。これはダメですね。
　オープンして一月ほどですが、早くも息切れしているようにみえます。

《破られていたミステリー》
　ブックオフで求めたミステリーを読み進めていくうちに、いよいよ犯人のアリバイがくずれて佳境に入るなと胸ときめかせてページをめくったら、何と2/3ほど破られておりました。
　気にせずに読み進めましたが(笑)ブックオフもまともにチェックせずに店頭に並べているんですね｡
　みなさん、購入の際にはお気をつけ願います。

《６月と７月の講談私小説》
　わたしの講談私小説は講釈師品川陽吉の日常を語る文字通りの私小説ですが、６月の『神田愛山・昼の茶会』でシリアス系の「引き幕」を。７月の『神田愛山・宝井琴調～夏の会』でセンチメンタル系の「ベラ」と、大好評を得ている二席を申し上げます。
　ご堪能願います。

『神田愛山・昼の茶会』
６/30(木)14:00
らくごカフェ(千代田区神田神保町２ー３古書センタービル５F…ビル裏口エレベーターより)
2000円(1ドリンク付)
(問・予約)
rakugocafe@hotmail.co.jp
電話03ー6268ー9818
らくごカフェ
愛山演題
清水次郎長伝「法印大五郎」講談私小説「引き幕」

『神田愛山・宝井琴調～夏の会』
７／17(日)18:00
らくごカフェ(千代田区神田神保町２－３古書センタービル５Ｆ……ビル裏口エレベーターより)
3200円
(問・予約)
03ー6268ー9818
rakugocafe@hotmail.co.jp
らくごカフェ
「團十郎と馬の足」琴調
「出世の高松」愛山
仲入り
「(講談私小説)ベラ」愛山
「(大岡政談)匙加減」琴調