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《光陰矢のごとし》 昨日生まれたと思ったら、わたしはもう68になります(笑)。 しかし上には上があるもので「あたしはちょっと前まで女子高生だったんですよ」特に名を秘す古参女流講釈師談(笑)。
《休刊》 最近の新聞はよく休みますよね。わたしは新聞を購読しておりませんから、その日図書館で佐々木朗希君の完全試合の記事をたっぷりと読もう思ったら休刊でガッカリ! ……と、その瞬間「最近の編集者は土日休むんだよ」といわれて苦笑いを浮かべられた結城昌治先生の言葉を思い出しました。 つまり以前の編集者と作家の関係は土日を厭わぬほど密接であったが、 今は到底望めないということを、先生は言外に匂わされたのでしょう。 その伝でいえば今のブンヤ魂は希薄になっているということなのでしょうね。
《稽古場》 わたしは古いアパートに住んでおり、自分の稽古に問題はないのですが、他者へ稽古をつける場合には「声を抑えるように」と注文を出すのですが、どうしても稽古中に声が大きくなってしまい、騒音となってアパート中に響き渡ります。 で、他者への稽古は平日の昼と限定して今日まで続けてこられたのですが、最近階上のオッサンが昼でも在室していることが多く、家で稽古をつけることができなくなってしまいました。 寄席ビルの会議室を使うことも可能なのですが、オーケストラや劇団ではあるまいし、個人芸で稽古をつける者が電車に乗って稽古場に出向くということに大きな違和感があります。 地元カラオケ店で稽古をつけるのが、せめてもの妥協案でしょうが、今後はもう誰にも稽古をつけないというのがいちばんスッキリしますね(笑)。
《矜持》 寄席番組専門のテレビ局から、わたしの会を録らせてくれとの依頼を受けましたが、すでにこの局には東西を問わず多くの後輩たちが出演しており、わたしは放ったらかしにされてきましたから(笑)「何を今さら」という感が強く、そればかりか次第に「オレはずいぶん見くびられているな」と不快の念に囚われてきました。 が、わたしもすこし頭を冷やして考えようと「考慮しますので、改めてお電話ください」と返事をしましたが、いまだに連絡はありませんので、この際出演依頼をハッキリ断り、わたしのささやかな矜持を守ることにしました。 ご来場いただくお客さまが、わたしのすべてです。
『講談カフェ昼席』 4/19(火)13:15 らくごカフェ(千代田区神田神保町2ー3古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターより) 2000円(1ドリンク付) rakugocafe@hotmail.co.jp電話03ー6268ー9818らくごカフェ(問・予約) 神田鯉花・田辺凌天・神田紅純・神田春陽(仲入り)神田愛山
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講談師 神田愛山の公式ホームページ
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