橘右龍さんが亡くなりました

《橘右龍さんが亡くなりました》
　寄席文字の橘右龍さんが亡くなりました。本名須賀雅信。通称信ちゃん。わたしの昔の遊び仲間。共に松本零士先生の「男おいどん」の大ファンとあって意気投合。
　わたしがまだ学生で本牧亭に客として通っていた頃、木戸の下足を手伝っていたのを見かけたのが初対面（ですから最初は若手の噺家さんかなと思ってました）。小柄童顔で、わたしより一つ年上。
　二つ目になったときも、真打に昇進したときも、扇子、手ぬぐいと、一切合財のデザインは信ちゃんまかせ（らくごカフェに飾られてあるわたしの手ぬぐいが信ちゃんの文字です）。独演会のビラもよく書いてもらったなあ。
　寄席文字書きは大事な裏方で、我々とは切っても切れない仲ですが、信ちゃんの死に接して、今さらながら寄席文字の人たちの貢献度に脱帽。そして己が年齢を痛感!
　信ちゃん、長い間有難う。いずれそのうちまた向こうで……。

《因果》
　大阪摂津市で3才の男の子が熱湯で殺されましたが、かねて虐待の恐れがあると寄せられていた通報をまともに取り上げなかった、あの市役所の担当者の、一言の悔やみの言葉もなく、責任転嫁だけを図る、人を喰った虫けらのような態度には怒りのあまり体が震えました。
　この担当者は糾弾されて当然の男ですし、他のスタッフも殺害された3才の男の子の魂の声に生涯責め続けられるはずです。それがあなたたちの因果です。

《完売御礼》
　完売御礼（キャンセル待ちにて受付）『神田愛山独演会』11／26（金）19:00らくごカフェ・2500円
　本当に有難うございます。下記名古屋の会もどうかご予約願います。今回は東京から駆けつけてくださる方もいらっしゃいます。

『講談まぐろや亭・神田愛山の会』
10／1（金）19:00・2（土）13:30・3（日）13:30
名古屋・日比野場外市場まぐろや（名古屋市熱田区千代田町17ー8）
各3000円（通し券7500円）
必ずご予約ください。無断撮影録音禁止。中学生未満入場お断り。またくれぐれも手洗い消毒・マスク着用にご協力願います。
（問・予約）090ー1742ー6656萩原
愛山演題
1（金）「清水次郎長伝（十三）三本椎の木お峰の茶屋」「（結城昌治原作）骨の音」
2（土）「清水次郎長伝（十四）仁吉の離縁場」「（講談私小説）出身地」
3（日）「清水次郎長伝（十五）仁吉の最期」「（露地野裏人作）ご近所大戦」