新刊案内『語り芸パースペクティブ』（玉川奈々福編著・晶文社・2700円＋税）

《コロナ一揆の勃発》
　ついに「緊急事態宣言下における時短営業要請は、営業の自由を侵す憲法違反である」と、飲食店運営会社のグローバルダイニングが東京都を提訴しましたね。
　ここにとうとうコロナ一揆が勃発しました。コロナ対策の大義名分のもと不合理な要求を突きつけてくる権力に対する庶民の反乱で、わたしにいわせれば遅すぎたくらいです。
　グローバルダイニングは以前から時短営業に応じない理由を情報発信しており、このままいくとグローバルダイニングに追随する会社が出てきてしまうことを怖れた都がグローバルダイニングを狙い撃ちしたというのが真相のようです。
　みんなでグローバルダイニングを応援しましょう。このまま権力の横暴を許してはいけません。

《新刊案内『語り芸パースペクティブ』（玉川奈々福編著・晶文社・2700円＋税）』
　3／25発売のこの本の帯によりますと、これは「節談説教、ごぜ唄、説教祭文から義太夫、講談、能、落語、浪曲、ラップにいたるまで、語り芸の語られざる深層を掘り起こす講演録」で、錚々たるメンバーが名を連ねていますが、わたしと上方講談の旭堂南海さんも登場します。
　わたしは編著者の浪曲の奈々福さんとは、もう10年以上の付き合いになりますが、才女とはこの人のためにあるような言葉でしょう。女流芸人には珍しいタイプで、彼女でなければまとまらなかった本です。語り芸の研究入門書といってよく、ぜひご一読ください。
　お求めは書店にご予約いただくのが一番ですが、お問い合わせは晶文社へ。
晶文社03ー3518ー4940（代表）http://www.shobunsha.co.jp 

《黄金週間の神田愛山の会》
　下記の会は3/26（金）10:00からの予約受付となります。なおその際5日間の通し件をお申し込みでも収容人数の関係でご要望にお応えできない場合もございますので、その場合ご予約承れる日にちだけでもいいか等の一言をお添え下さいとの席亭からのメッセージがあります。

『神田愛山の会』
5／1(土)～5(水)14:00（13:30開場）
向じま墨亭（墨田区東向島１ー10ー20）
各3000円
1(土)「清水次郎長外伝荒神山の間違い（一）蛤茶屋の間違い」他一席 
2(日)「（二）三本椎の木お峰の茶屋」他一席
3(月)「（三）仁吉の離縁場」他一席
4(火)「（四）仁吉の最期」他一席 
5(水)「（五）仁吉の焼香場」他一席
予約・問:オフィスぼんが080ー1327ー5615　ticketbon@yahoo.co.jp「お名前・電話番号・枚数」をお知らせ下さい。メールのほうが確実です。会場は永井荷風が愛した曳舟（ひきふね）の旧色街鳩の街商店街にある元化粧品店の二階座敷です。