伯山をほめてやります

《行き当たりばったり》
　高齢者はGoToトラベルを自粛せよといったかと思うと、今度は無症状で菌をバラまくから20～50代は出歩くなといっている。
　だったらこんなまわりくどいことをしないで「みんな外に出るな!」といえば、一言ですむじゃありませんか(笑)。要するに行き当たりばったりなんですよ。“行き当たりバッタと共に草枕”とは講談のフレーズ。

《宇宙開発》
　宇宙ロケットを打ち上げるたびに「生命の起源の謎に迫るかもしれない」という言葉をかぶせますが、いまだかつて生命の起源の謎に迫ったという話を聞いたことがありません(笑)。
　わたしも子供の頃から大いに宇宙には興味がありますが、こう何度も期待を裏切られますと、もう予算を減らしてコロナのほうにまわしたほうがいいんじゃないかと思うようになりました。
　打ち上げと帰還に成功すれば、それで宇宙開発は終わっているような気がして仕方がないのです。単なるイベントになってます。
　早く生命の起源に迫ってください。

《コロナワクチン》
　コロナワクチンは治験期間が短くて、かなりハイリスクだそうですね。
　その場しのぎの緊急避難で背に腹は代えられないというやつなんでしょうが、近未来において人類はコロナでは助かっても、そのコロナワクチンのリスクで滅亡したりして……(笑)。

《伯山をほめてやります》
　日本で唯一の寄席情報誌東京かわら版12月号の渡辺保（演劇評論家）の巻頭エッセイは偏狭きわまりないものです。
　今まで多くの芸人たちが一部評論家のペンの暴力に泣かされ、人生を台無しにされてきましたが、伯山もこの渡辺の一文に激怒してラジオで喋っていたと知人が教えてくれました。
　評する評論家も今は評される時代なのだということを思い知るべきです。
　よくぞ喋ったと伯山をほめてやります。
　わたしと伯山の渡辺に対する反発に興味をもたれた方は、ぜひ東京かわら版をご一読ください。

《完売御礼》
　下記の会は完売御礼となっております。ありがとうございます。

12/24（木）昼「神田愛山・昼の茶会」らくごカフェ
1／9(土)～11(月)昼「神田愛山3DAYS」向じま墨亭
１／29(金)夜「神田愛山独演会」らくごカフェ 

《名古屋でお会いいたしましょう》
　この期に及んで、この小見出しのセリフ以外に、もはや何も申し上げることはございません(笑)。名古屋でお会いいたしましょう。

『講談まぐろや亭・神田愛山の会』
12／11（金）19:00・12（土）19:00・13（日）13:00
名古屋・日比野場外市場まぐろや（名古屋市熱田区千代田町17ー8）
各2500円（通し券6000円）マスク着用のこと
（問・予約）090ー1742ー6656萩原
神田愛山演題～清水次郎長伝と三河義士伝
11（金）「清水次郎長伝（四）小川の勝五郎の義侠」「三河義士伝（一）花見の付け人」
12（土）「清水次郎長伝（五）お蝶の焼香場」「三河義士伝（二）吉良の料理人」
13（日）「清水次郎長伝（六）飯田の焼打ち」「三河義士伝（三）敵の倅」