お互いさま

《厚顔か傲慢か》
　壁草履（仮名）の体調不良は身体的疲労でしょうな。この厚顔無恥が、とてもナイーブな心労とは思えません(笑)。
　ただ私見では阿蘇副草履（仮名）よりは若干マシと思われますので（異論があるところかもしれませんが(笑)）何とか体調回復を願います。
　そうでないと代理草履として、また阿蘇の傲慢顔をテレビで頻繁に見ることになってしまうからです。
　もうこの男にはウンザリです。品性の欠片も見当たりません。
　しかし厚顔か傲慢かのどちらかにこの国を任さなければならないとは……つくづく情けないことであります。

《お互いさま》
　コロナ禍の影響が、だいぶ楽屋でも広まるようになってきました。
　が、感染の疑いをかけられただけで検査を受けなければならないとしたら、これは大変なことになってしまいます。
　濃厚接触者の検査はやむを得ず、しかも無料のようですが、これが自由診療ともなりますと検査は大変な金額になるそうですし、だいいち検査のたびに仕事を休んで代演を入れたり独演会を延期したりしていては、大勢の方に迷惑をかけてしまいますし、世の中の約束事が成立しなくなってしまいます。
　極端な話、今日陰性結果が出て安心しても、翌日また検査をしなければならないハメに陥ってしまう可能性が大なのです。
　そこでわたしは濃厚接触とはいえない状況で感染者と同席したことが判明した場合、症状が表れない限り、原則として検査のための検査は受けないスタンスに決めました。
　わたしはコロナを予防するために生きているわけではありませんし「コロナ、移し移され」はお互いさまの時代に入ったと愚考するからです。

《反射神経》
　先日散歩の途中で必ず立ち寄る駅前大型スーパーフリースペースで本を読んでおりましたら（間引きした六つの椅子席）一番最後に来たオバサンが椅子に座った途端に、スマホで大きな声で話し出しました。
　と、その瞬間にわたしを含めた5人が一斉に席を立ち、まるで蜘蛛の子を散らすかのようにその場を去ってしまったのです。
　オバサンはマスクをしていたのですが、とにかく店内中に響くのではないかと思われるほどの大声で、その場に居合わせた一同は新型コロナ菌がマスクを突き破るのではないかと、飛沫感染を怖れたのです。
　それはもう見事な反射神経でした(笑)。

《熱中症》
　90代の夫が亡くなり、それから数日して妻が亡くなり、訪ねてきた方が夫婦の死体を発見しました。
　エアコンはなく死因は熱中症とのことです。
　このご夫婦は老い先を考え現代文明を拒否したのです。自分たちの人生にエアコンはいらないと判断されたのです。見事なご最期だと思います。以て瞑すべし。

　9／4の「神田愛山・宝井琴調～夏の会」は完売御礼となっております。