1／31（金）19:30らくごカフェでの神田愛山独演会は予約完売となりました

《神田愛山独演会予約完売》
　1／31（金）19:30らくごカフェでの神田愛山独演会は予約完売となりましたのでお知らせ申し上げます。
　ご定連や予約が間に合わなかった方々にはまことに申し訳ございませんが、こればかりはやむを得ません。
　わたしの松之丞論が目当ての新規ご来場の方は、このままにわかファンで終わるのか、それとも本当の講談客になっていただけるのか。篩（ふるい）に掛ける会になるでしょう。わたしは今度の独演会をそうみています。

《越前の嘆き》
　今日までも赤穂義士伝が演じられているというのは、元禄十四年三月十四日江戸城に勅使院使を迎えての幕府最大の儀式の場において刃傷事件をおこした浅野内匠頭守だけにその身切腹家改易の沙汰を下し、喧嘩両成敗という武士の法があるにもかかわらず、どうして吉良上野介は咎められないんだ、いや一歩譲って吉良を咎めないことを是とするなら、せめて内匠頭守を執行猶予にすべきだったろうという庶民の怒りが未だに続いているからだと思います。
　元農水省事務次官に執行猶予をつけなかった裁判長よ。
　あなたはこの赤穂事件を知っておられますか!?
　つまり世が世ならあなたが狙われることになるのです!
　それが庶民の声なのです。
　……それにしても最近の裁判は裁判長の資質を問われる腑に落ちない判決ばかりで、泉下の大岡越前守も、さぞかし嘆いておられることでありましょう。

《愛山・喬太郎二人会》
　わたしの菊池寛原作「敵討母子連れ」は近頃大好評をいただいている読み物です。
　11月の喬太郎さんの独演会でも演じましたが、終わったあとのお客さんの拍手が鳴りやまないという初めての経験をさせていただきました。
　芸人冥利に尽きます。

『愛山・喬太郎二人会』
1／28(火)18:00
お江戸両国亭（JR両国駅東口歩8分・大江戸線両国駅A5歩6分・京葉道路沿い・墨田区両国4ー30ー4）
2500円（当日自由席・予約不可・ブログプリント持参割引なし）
西村・神田春陽
「（寛政力士伝）越の海」神田愛山
「御慶」柳家喬太郎
（仲入り）
「おたのしみ」柳家喬太郎
「（菊池寛原作）敵討母子連れ」神田愛山