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久保田万太郎先生の句
《烏合の衆》
 関西の芸人が所属している会社が法人税の申告漏れをし、芸人自らも所得税が何年も無申告であったそうですが、これはこれで責めることとは別次元でいい度胸で表彰ものであり、我々の理想とするところでありますから(笑)東京国税局よ、思い知るがよい(笑)!
 ところでこの芸人が「ネタになるかもしれない」とフラッと旅に出た交通費が経費として認められなかったそうですが、たとえ国税局が認めなくても、これは経費ですよ。
 その旅に出てネタをつかめるかどうかはわかりませんが、作家と同じく取材行為であることに間違いはありません。
 こういうことが理解できない国税局の仕事は偏狭で、エリートを気取る烏合の衆に権力を与えるとロクなことにはなりません。

《大名視察》
 視察と称してこれ見よがしにきれいな防災服を着て被災地を歩いておられるセンセイ方の何と白々しい姿であることよ。
 まさに大名視察で、土地の衆よ、こんな連中に頭を下げることはありませぬぞ。

《機銃掃射》
 またぞろ渋谷の街をハロウィンで騒ぐバカ者たちがいたら機銃掃射するしかありませんな(笑)。

《枯れ草》
『過ぎ去ったことや、いまだおこらざることを思い悩むなら、人は枯れ草のようになるであろう』
 と、お釈迦様はおっしゃっておられるようです。
 ……わたしは枯れ草です。

《久保田万太郎先生の句》

  湯豆腐やいのちのはてのうすあかり

 老いの孤独な心境を詠み込んだ名吟中の名吟だと思います。素晴らしい。
 わたしも模して一句。

  晩秋や命のはての張扇

 誰にも教えず自分一人であの世に持っていく読み物があってもいいかなあと最近思うようになりました。

「愛山・喬太郎二人会」
1/28(火)18:00(開場17:20)お江戸両国亭(JR両国駅東口歩8分・大江戸線両国駅A5歩6分・京葉道路沿い・墨田区両国4ー30ー4)
2500円(全当日自由席・予約不可)
各古典・新作一席ずつ申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 


by aizan49222 | 2019-10-30 10:39 | 愛山メッセージ


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