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最後のビッグイベント『愛山、終活の会』
 今のわたしは一般社会でいえば定年退職後の再雇用も終わり、二度目の定年退職を目前に控えた年齢であるわけで、この先どう生きるかを考えている年齢といってよろしいでしょう。
 つまり終活です。
 よくわたしの終活は早すぎるといわれますが、野球でいえば8回に入った人生だと思っていますから、けっして早い終活ではありません。
 それにこの年になりますと肉体的にも支障を来し、4、5年前に白内障の手術をやりましたが、今度は耳鼻咽喉科のドクター曰わく「二つに分かれている声帯の先が腫れてふさがっている(この記述はわたしの曖昧な記憶によります)」とやらで、喉頭ガンでもなければ風邪でもありませんが、とにかく風邪をひいたようなかすれ声しか出なくなってしまったのです。
 ですからひょっとすると今度の木馬亭での終活の会が、わたしの最後のビッグイベントになるやもしれず、このまま声が出なければ「ある決断」を迫られることにもなりましょう。
 皆様方におかれましては、ぜひともご来場ください。
 何やら捨て身の宣伝になってしまいましたが(笑)『聞いておくなら今』という謳い文句が、その通りになってしまうかもしれないのです。
 お聴き辛いところは病気のなせるわざと平にご容赦願って、以下簡単な読み物の解説をつけます。
「始末屋卯三郎暗闇草紙初不動地獄の証文」
 結城昌治先生の小説を講談として手がけるようになった記念すべき第一作目。
 先生のお宅へお邪魔して演じ、高座にかけるご許可をいただきました。
 結城昌治の薫陶を得た講釈師ということが、わたしの唯一の勲章なのです。
「ある講釈師の最期」
 講談界におきた実話を講談私小説としてまとめました。
 こういう作品を演じるのが、わたしの真骨頂です。
 ……この二席は生涯の読み納めで、今後二度と高座にはかけません。

『愛山、終活始めます。聴いておくなら今。
―講談は、ダンディズムである。』神田愛山
愛山演題
結城昌治原作「始末屋卯三郎暗闇草紙初不動地獄の証文」
講談私小説「ある講釈師の最期」
助演:玉川奈々福(浪曲一席)
2/24(土)13:00・浅草木馬亭(台東区浅草2ー7ー5)自由席・予約3000円・当日3500円
予約:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090ー7001ー6867
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

by aizan49222 | 2018-02-04 13:37 | 愛山メッセージ


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