クライマックスシリーズ

　わたしはクライマックスシリーズ（以下CS）には反対です。
　レギュラーシーズン（以下シーズン）で優勝したセパ両リーグのチームで戦うのが真の日本シリーズだと思っています。
　シーズン優勝決定後の消化試合の観客減少対策としてもうけたCSはとってつけた敗者復活戦であり、いかに興行的にヒットしようと、この制度を認めるということはシーズン優勝チームをないがしろにしていることになります。
（これはコツコツと努力精進を重ねてきた者よりも、要領よく生きてきた者のほうが脚光を浴びる現代社会を象徴している発想なのかもしれません）
　それに例えばシーズン優勝チーム以外のチームがCSで勝ち上がり日本シリーズに出場したとして、そのチームの選手やファンは後ろめたくはならないのでしょうか。本当に嬉しいのでしょうか。そこがわたしのCSに漂っている違和感なのです。
　……いや、そうではないのですね。
　わたしのCSに対する反発は子供の頃から両リーグのシーズン優勝チームによる日本シリーズを見て育ってきたわたしの未練心がなせる業で、今やシーズンはCS出場のための予選会になってしまっているのですね。
　それならばシーズンで1位になったとしても、それはあくまでも2位3位のチームと同次元で予選通過をしただけのことであり（ですからシーズンは無理に1位になどならないで、怪我人を出さないように適当にやって3位以内を狙えばよいのです）まだCSが残っているのですから祝賀会など開かないでください。
　なまじシーズン1位で祝賀会などを開くから、リーグ優勝チームが日本シリーズに出場していた頃を想起してしまい、まぎらわしくて仕方がないのです(笑)。
　今の制度ではCSで1位になってこそリーグ優勝となるわけですから、そうなったときに堂々とビールかけをやってください(笑)。
　しかし理解はできてもCSを好きになることはできません。
　もうプロ野球には「さようなら」です。

『神田愛山独演会』
11／24（金）19:30
らくごカフェ（神保町駅A6・神保町交差点古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3）
2000円（ブログプリント持参割引有り）
愛山演題～結城昌治原作『斬に処す』より「甲州遊侠伝（五）安五郎の島抜け」他一席
※下記の自主制作カセットテープ（過去の高座収録）「神田愛山の軌跡」販売あり（各5本持参）。
（十一）『講談入門講座』『山中鹿之助、菊地音八打ち取り』（H13・7・29神田愛山の会・お江戸上野広小路亭）（十二）『四谷怪談』（H16・7・27講談倶楽部・お江戸両国亭）『幻の襲名』（H13・7・27神田愛山の会・お江戸上野広小路亭）

　今年最後の独演会をよろしくお願いいたします。「神田愛山の軌跡」は大好評。

『神田愛山独演会』
11/25（土）13:00
cafe囀（さえずり）や（豊島区目白1ー7ー18佐藤ビル3F～副都心線雑司が谷駅3番出口徒歩2分 都電荒川線鬼子母神駅徒歩5分 JR目白駅徒歩8分）
1500円（ワンドリンク付・ブログプリント割引なし）要予約090ー8641ー9112（平山）
みのり
愛山演題～赤穂義士本伝『義士勢揃い』他一席

　囀やさんには初出演。そして今年の義士伝の読み始め。