《腰巾着》 曽呂利新左衛門は太閤秀吉の腰巾着として出世したかのようにいわれておりますが、これはとんでもない間違いで、曽呂利は当時における一流の学者であります。
ひるがえって今小池都知事と親しい一人の衆議院議員が騒がれていますが、この人は一体何なのですか(笑)?
元検事さんであったということは承知していますが、政治家としては未知数の若手議員であるにもかかわらず、ただ小池さんと親しいというだけで脚光を浴び、おまけにまだ人に教える立場ではないはずなのに政治塾まで開こうとしている……。
こういう人を典型的な腰巾着というのです。(笑)
ただ腰巾着は張りつく相手の値打ちを見きわめる必要がありますが、その意味ではこの方は先見の明があります(笑)。
《医は詐術》 「赤の調査ファイル」(今野敏・講談社・2003年)は大学病院の内幕を暴いたミステリーですが、医局での主任教授の意向には誰も逆らえず(以前某大学の副学長から「医学部の教授は殿様ですよ」と聞かされたことがあります)その主任教授との徒弟制度の根幹をなす権威主義に冒された医者たち、紹介状がないとまともに診てはもらえず、役所の窓口のような冷たい事務処理……と、大学病院とは非人間的人間関係に支えられている組織であり、必然患者をも非人間的扱いするところだということが、はっきりわかりました。
また余録的に得た医学知識の中でいちばん驚きましたのは、カルテを改ざんしても刑事罰にはならないということで、これではごまかし放題ではありませんか!
医は算術とは江戸時代からいわれていることですが、これからは医は詐術といったほうが適切かもしれません。
……わたしの居住区にも大学病院があり、散歩の途中でトイレを借りに立ち寄りますが、まあわたしにとっての大学病院との付き合いは、この程度でよろしいでしょう(笑)。
《その119番、本当に救急?》 その119番、本当に救急?という政府広報/消防庁のキャチコピーを見ました。
救急車を適正に利用するために、救急車を呼ぶ目安がわかるアプリがあるそうですが、わたしはネット検索をやりませんし、持病の強迫神経症のために決断力も鈍いので、どんな状態になろうと救急車は呼ばないことに決心しました。ご迷惑はかけられません。
8月は一回お休みをいただきましたが、9月からの講談カフェ昼席をよろしくお願い申し上げます。
この会を楽しみにしておられる方々、本当に有難うございます。出演者一同の何よりの励みになります。
『講談カフェ昼席』9/12(火)9/19(火)13:15
らくごカフェ(神保町駅A6・神保町交差点古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
2000円(ワンドリンク付・ブログプリント持参割引なし)
9/12(火)紅佳・神田真紅・神田すず・神田織音(仲入り)神田愛山
9/19(火)いちか・神田こなぎ・神田あおい・神田春陽(仲入り)神田愛山