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骨の音
《偏向報道》
 都知事選で、マスコミは例の三人だけの選挙運動をニュースで流し、討論会に呼んで……と、どうして他の候補者たちを取り上げてあげないのですか!?
 これははなはだしい偏向報道ですよ。
 この国はメチャクチャ。

《テロ》
 テロはいつ、どこでおこるかわかりませんが、強迫神経症も内的テロといってよく、いつ、どこで強迫観念がおこり、その強迫観念の命ずるがままに動き、抵抗し、内乱状態となり、神経が破壊されるかわかりません。
 この病の厄介なところは、テロリストは己自身ですから誰を怨むわけにもいかず、仮に治まったとしても、また必ずおこるということです。
 内的テロが制圧されることはありません。

《骨の音》
 今度の独演会での「越前切腹」に次ぐ一席は結城昌治先生原作の「骨の音」にきめました。
 けっして怪談ではありませんが、先生の戦争に対する静かなる怒りが徐々に伝わってくる作品です。
 わたしのこの「骨の音」を講釈場の夏の風物詩と思っていらっしゃるお客さんが多いことが望外の喜びです。
 新作講談の最高傑作です。

『神田愛山独演会』
7/29(金)19:30
らくごカフェ(神保町駅A6・神保町交差点古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
2000円(ブログプリント持参割引有り)
愛山演題「徳川天一坊(十七)越前切腹」他一席
※「ベラ 私小説掌編集」神田愛山著・B6版76頁(「ダンボールの位牌」「出身地」「ベラ」の三篇)1000円(税別)販売
 
 
 





 
 
 

 
 
by aizan49222 | 2016-07-20 12:59 | 愛山メッセージ


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