八代将軍吉宗のご落胤を騙る徳川天一坊を偽者と見破りました大岡越前守が取り調べをしたところ、天一坊の参謀山之内伊賀之亮との問答に破れてしまいます。
そこで吉宗が若き日をすごした和歌山を調べる下準備のために赤坂の紀州家上屋敷を訪れますが、そこで越前守に応対した英昌院は、さすがに紀州家で家老職にあった者の未亡人としての威厳が備わっておりましたが、実に可愛いお婆ちゃんです。
わたしはこの英昌院のくだりが大好きで金襖物(きんぶすまもの・御家騒動物)を軽く重く演じることが、わたしのテーマとなりました。
本年度最初の独演会です。ご来場のほど伏してお願い申し上げます。
『神田愛山独演会』
1/29(金)19:30
らくごカフェ(神保町駅A6・神保町交差点古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
2000円(ブログプリント持参割引有り)
愛山演題「徳川天一坊(十四)英昌院」他一席
※「ベラ 私小説掌編集」神田愛山著・B6版76頁(「ダンボールの位牌」「出身地」「ベラ」の三篇)1000円(税別)販売あり