《嘘》
嘘をついてはいけないということと、嘘がつけないということは、まるで次元が違うそうです。
まさに嘘も方便で、嘘は生きていくための必要悪であり、上手な嘘こそ一流の講釈師の証……いや、失礼、そうではなく、上手な嘘こそ成熟した大人の証と申せましょう。
正直者がバカをみるのは世のならいですが、今年も確定申告の季節となりました。大いにバカをみさせてもらいましょう(笑)。
……それにしても脱税者の家宅捜索に乗り込む税金Gメンといわれる人たちの活躍をテレビで見たり聞いたりするにつけ、わたしは弔いの場でも平然と借金取り立てに乗り込む金融業者を連想してしまいます。
どうしてなのでしょうかねえ……。
《高笑い》
一昨年からの将棋のプロ棋士とコンピューターの公式の対戦成績はプロ棋士側の2勝7敗1分けで、将棋雑誌によりますと、
「これはもう香落ちの手合いだ」
と、ある席上でソフトの関係者がつぶやいたそうです。
つまりコンピューターが強すぎるので、コンピューターの駒(香車)を落として、ハンディをつけて、プロ棋士と対戦させるレベルになっているということなのです。
プロ棋士に対する悪意はないはずと記事にはありましたが、わたしは不遜な発言と感じました。
が、実際プロ棋士はコンピューターには勝てないのですから、こういわれても仕方がないところでしょう。
将棋という伝統文化の世界でプロ棋士を打ち負かし、人間の尊厳を深く傷つけたコンピューター第一主義者たちの高笑いが聞こえてきそうです。
こどもの頃からの将棋ファンとしては、とても悔しいです。
『第30回コタン講談会』
3/6(金)19:30
ライブハウス四谷コタン(新宿区若葉1ー9金峰ビル101)
2000円+ワンドリンクオーダー制(ブログプリント持参割引なし)
「前講」神門久子
「佐々成政」(他一席)神田愛山
四ッ谷駅(四ッ谷見附交差点側)を出て新宿通りを上智大学とは反対の新宿方向に直進 5分程歩くと左側にジョナサンあり左折 すぐの角を右折 突き当たって左折 15m程先左側ビル1F