贅沢な会

《ある症状》
　先日散歩のために外出をして5分ほど歩き、メガネを忘れたことに気づいて戻ったところ（忘れ物を取りに戻る道は倍の距離に感じられますね）いつも置いてあるコタツの上にメガネがありません!
　どこでなくしたか!
　探すこと数分！
　……そこで初めてメガネをかけていたことに気がつきました……。
　つまりわたしはかけていたメガネを忘れたと思い込み、探し続けていたのであります。
　粗忽者のネタでよく使われる話を、まさか自分が体験しようとは……。
　また最近は独り言も多くなってきておりまして、これはいよいよですかな。はい。

《贅沢な会》
　今、吉村昭先生と結城昌治先生の短編集を交互に読んでいます（結城先生のものは再々読）。
　こんなに贅沢なことはありません。
　わたしと琴調さんの二人会も贅沢な会ですよ（笑）。
　わたしの「笹野権三郎～やきもち坂」のクダリは本当に久しぶりで、前座の頃はよく読みました。
　「山頭火」は破滅の美学。わたしのもっとも好むテーマですが、良質のカタルシスを感じるといってくださるお客さんがおられて、とても励みになります。

『神田愛山・宝井琴調～冬の会』
2／12（木）19:00
らくごカフェ（神保町駅A6・神保町交差点岩波ブックセンター隣古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3）
2000円（ブログプリント持参割引有り）
「笹野権三郎～やきもち坂」愛山
「団蔵と淀五郎」琴調
（仲入り）
「谷風の情相撲」琴調
「山頭火」愛山