江戸時代の役人の血も涙もない年貢米の取り立ては、さほど講釈師の誇張などではなく、事実その通りであったようですが、そうしたお上の体質はいまだに改善されてはいないようです。
以前『東日本大震災で東電が被災者に出した損害賠償金に課税』という新聞記事を読んだことがありますが、この話は税務署の本質をついています。
つまり……血も涙もないということです。
が、税務署だけはそうは感じていないようで、こうした人道にもとる課税が許されているとするならば、それは法律のほうが間違っています。
法律は単に物事を決めるための基準であって、それが正しいというわけではありません。
……大岡越前守ならばどう裁くでしょうか。東日本大震災で東電が被災者に出した損害賠償金に課税することを許すでしょうか……。
独演会で連続で申し上げている「徳川天一坊」の今席から、いよいよ大岡様が登場いたします。
お楽しみください。
『神田愛山独演会』
1/30(金)19:30
らくごカフェ(神保町駅A6・神保町交差点岩波ブックセンター隣古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
2000円(ブログプリント持参割引有り)
愛山演題「徳川天一坊(八)越前登場」他一席