《受賞》
『賞などもらっても仕方がない』といいながら、権威ある映画賞を受賞した監督がおります。
が、どう考えても、もらっても仕方がないと思うなら、もらわなければよいのです。
でもこの人はもらいました。何故か?その理由は明らかです。
その人が何を考えているのかは、その人が何をいっているのかではなく、その人がどんな行動をとっているのかでわかります。
言動は己の主観でどうにでもごまかせますが、行動はごまかせないからです。
つまり『賞などもらっても仕方がない』といいながら賞をもらったこの人は、賞がほしかったのです。
立派なタキシードを着て、シニカルなポーズをとっているにすぎません。
そこへいくと『下劣なことしかやっていないのに』と恐縮しながら、国からの賞を拝受した音楽家がいましたが、この人は潔いですね。自分の仕事を客観視できている……。
ただこの人の表現している音楽は、わたしには理解不能のジャンルで、今後も聴く気はありませんが、この人のファンにはなりました。
《渥美清と高倉健》
渥美清さんは誰を演じようと「車寅次郎」になってしまいますが、高倉健さんは誰を演じようと「高倉健」なのです。
寡黙で不器用は、わたしも健さんも同じ。 しかしどうしてここまで違うのか……(笑)。
「神田愛山独演会」
11/28(金)19:30
らくごカフェ(神保町駅A6・神保町交差点岩波ブックセンター隣古書センタービル5F
…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
2000円(ブログプリント持参割引有り)
愛山演題「徳川天一坊(七)三枝金三郎」他一席