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骨董品
 地元の古道具屋で昔懐かしワープロ専用機シャープ書院を見つけました。
 5000円との価格表示があります。
 わたしはパソコン社会に対する反発があり、パソコンワープロは壊れてはおりませんが、今は生産中止になっているワープロ専用機を、かねて探し続けており、これはもう執念とよんで差し支えありません。
 で、知人に頼んでこの機種が感熱用紙印刷可能であることを調べてもらい(もはや熱転写印刷用のインクリボンは手に入らず、インクリボン不要の感熱用紙で印刷する以外に方法はないと考えたからです。感熱用紙でしたら、まだ入手できます)数日後に改めて出かけました。
 店のお姉ちゃんはとても親切で、基本的なテストを許してくれました。
 電源が入り、文字も打て、印刷も可能です。
 おまけに「お値段は半額でよろしいですよ」といわれれば、かすかに残っていたわたしの逡巡も消え、購入しました。
 もちろん説明書などはありませんし、わたしは長い間東芝ルポを使っておりましたので、書院は初体験。まったくの手探りで覚えなければなりません。
 その結果判明したことは、文字が4倍角にはなりますから、稚拙なチラシならできます。
 ただ何らかのソフトがないとフロッピーには残せず(そのソフトはもはや入手不可能でしょう)文書作成を中断して電源を切り、一休み後また電源を入れても、それまで書いていた文書は、すでに消えてしまっていますから、また最初からやり直さなければなりません。
 ワープロ全盛時代の初期に毛がはえた頃の製品ではないかと思います。
 これではパソコンワープロが壊れたおりの緊急間に合わせ用に使うしかないでしょう。
 やはり骨董品でした。

 ……ところがそのうちにそのワープロが、女流講釈師に押されて陰に隠れてしまった男性講釈師のように思えてきてしまい、何だか哀れで、急にいとおしくなってしまいました。
 骨董品には味があります。


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by aizan49222 | 2014-05-30 12:52 | 愛山メッセージ


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