自分で満足のいく高座など滅多なことであるわけはなく、出来の悪いときの自責の念といったらありません。
楽屋でメチャクチャに暴れたくなりますし、道行く人を片っ端から蹴飛ばし、駅のホームから電車に飛び込んでやろうかとも思います。
その日は頭をかきむしって眠れず、胃が重苦しく、不快な気分は数日続きます。
……そんなことの繰り返しで、講談生活40年を迎えました。
その記念として今年は喬太郎さんとの会を三回はやりたいなと思っています。
また予約前売割引なしで、全当日先着自由席、満席となれば(お江戸両国亭の場合は100名)締め切りのこの形は時代に逆行しているようですが、寄席の原点だと思っています。
これは意識しています。
当日、高座からお目にかかります。
「愛山・喬太郎二人会」
4/24(木)18:00
お江戸両国亭(JR両国駅東口歩8分・大江戸線両国駅A5歩6分・本所警察跡地隣・墨田区両国4ー30ー4)
2000円(全当日自由席・予約前売割引なし・先着100名)
楽天・神田春陽
「(太閤一代記)長短槍試合」神田愛山
「首ったけ」柳家喬太郎
(仲入り)
「おたのしみ」柳家喬太郎
「(結城昌治原作)最後の収穫」神田愛山