《夢の歳月》
アパートの部屋の前の住人が残していったエアコンを六年間使い続けてきましたが、ここにいたってとうとう壊れてしまいました。
そこで知人に場所を聞いて安売りで知られる新宿のY電機に向かったのですが、どうしても見つかりません。
それもそのはずで……これは帰宅してから別の知人に教えてもらったのですが……新宿のY電機のビルにはLという愛称のような別の名前がつけられており、これではY電機という店をいくら探しても見つからないわけです。
つまりY電機を探すためには、Y電機で探しても分からない……摩訶不思議なことがあればあるものです。
で、他の家電量販店でチェックをしたところ、その値段の高いことには驚きました!
目ン玉が飛び出るという形容は、まさにその通りです!
よくもまあこんなに値の張るものを、市井の人々が平気で購入できるものです。
つくづく日本は豊かな国だと痛感しました。
が、わたしには無理です。
とても手が出ません。
わたしにとり、やはりエアコンは贅沢品なのです。
子供の頃からのそういう思いが心の底に根づいています。
そこで改めて未練たらしくエアコンの壊れ具合を再点検したところ、冷房・暖房・ドライはダメなのですが、送風は使えるのです。
いってみれば大型扇風機と同じこと。
ですからこの機能と二十年前にもらった旧式の冷風機で(単身者用の冷蔵庫くらいの大きさがあります)今年の夏は乗りきることにきめましたが(もともと暖房としてはエアコンを使ってはいません)はたしてこれでこの国の猛暑を乗りきれますかね?
まず熱中症は間違いないところかもしれませんね。
でもやむを得ません。
わたし本来の暮らしに戻るだけのことです。
思えばこの六年は冷房と共に安眠できた夢のような歳月でした。
《人間の尊厳》
将棋のプロ棋士が、またもコンピューターに敗れたそうです。
これはもう間違いなく人間がコンピューターに勝てなくなる時代がくるでしょう。
古い将棋ファンは涙ながらに離れていくでしょうし、わたしもガッカリしています。
将棋界は自分で自分の首を絞めました。
そしてコンピューターのプログラマーたちは、人間の尊厳を侵しました。
あなたたちはそのことが解っておられるのですか……?
「神田愛山独演会」
3/28(金)19:30
らくごカフェ(神保町駅A6・神保町交差点岩波ブックセンター隣古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
2000円(ブログプリント持参割引有り)
愛山演題「徳川天一坊(三)伊予の山中」他一席
「愛山・喬太郎二人会」
4/24(木)18:00
お江戸両国亭(JR両国駅東口歩8分・大江戸線両国駅A5歩6分・本所警察跡地隣・墨田区両国4ー30ー4)
2000円(全当日自由席・予約前売割引なし・先着100名)
楽天・神田春陽
「(太閤一代記)長短槍試合」神田愛山
「首ったけ」柳家喬太郎
(仲入り)
「おたのしみ」柳家喬太郎
「(結城昌治原作)最後の収穫」神田愛山