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昭和47年春
 高校を卒業して駒沢大学に入学したわたしは、憧れの談志師匠のトリの高座を聴くべく、川崎の下宿から4月下席の新宿末廣亭夜席へ出かけました(そのときは平日昼夜入替なしを知りませんでしたから、夜席のみに足を向けたのです)。
 まだ開演前の客席では、定連とおぼしき着物姿で白髪角刈りの老人が、寄席の昔話を誰にともなく語っており、先代円鏡師の高座が終わりますと、いきなり客席の一番前まで駆け出して「おい円鏡、円鏡!」と声をかけました。
 何か話したかったのかもしれませんが、円鏡師は気づかれないまま楽屋に下がりました……。
 それがわたしの寄席初体験であります。
 そんな昭和47年4月下席新宿末廣亭のパンフレットを、知人からプレゼントされ、あのときのことをはっきりと思い出しました。
 あれから40年以上の歳月が流れ、今のわたしは還暦……。

「神田愛山還暦祝講談会(懇親会付)
1/25(土)17:00
赤坂日本料理「峰村」(地下鉄千代田線赤坂・乃木坂駅より・港区赤坂7ー11ー7栗原ビルB1 赤坂小学校そば・ホテルマロウドイン赤坂前・栗原酒店下)
6000円(講談会・懇親会料金含・完全予約制・20名限定)
(問・申込)03ー3430ー6615愛山工房
神田松之丞・神田春陽
「(赤穂義士伝)二度目の清書」「(講談私小説)角袖」神田愛山
※角袖(かくそで・着物に着る和風コート)
by aizan49222 | 2014-01-04 00:28 | 愛山メッセージ


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