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神田愛山・宝井琴調~夏の会
 伝統芸である講談は、男性の骨格美であり、根底にはダンディズムが流れているのですが、多勢に無勢、今や講談といえば女流講談といわれるようになってしまいました。
 とても哀しいことです。
 女流講談は伝統芸である講談から派生した新しい芸能なのです。
 ……女流講釈師を幕末の官軍にたとえますと、男性講釈師は官軍に追い立てられた幕府軍といえるかもしれません。
 しかしそれが世の定めならば、男性講釈師は、その「聴衆の錯覚」と「時の流れ」を甘受しなければならないでしょう。
 そして男性講釈師の滅亡と共に講談の伝統は消えます。
 しかしまだわたしと琴調さんが残っています。
 本当に講釈場の匂いを伝える伝統講談の最後の砦です。
 わたしと琴調さんの夏の会を、よろしくお願い申し上げます。

「神田愛山・宝井琴調~夏の会」8/23(金)19:00
らくごカフェ(神保町駅A6・神保町交差点岩波ブックセンター隣古書センタービル5F
…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
2000円(ブログプリント持参割引有り)
「小田原相撲」琴調・「高野長英」愛山(仲入り)「(講談私小説)ベラ」愛山・「政宗堪忍袋」琴調 
by aizan49222 | 2013-08-18 22:02 | 愛山メッセージ


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