《権力》
昭和43年の正木ひろし原作の傑作映画「首」(主演・小林桂樹)を観ておりましたら「権力は人を愚弄する」というフレーズがありました。
まさにそのとおりだと思います。
よく役所などで書類提出をするときに、担当窓口をたらい回しされることがありますが、あれなどは典型的な権力の市民への愚弄です。
公務員の子はいじめられるといいますが、その問題はここに根があるのかもしれません。
《介護問題》
介護問題の大きな原因は、まさしく医学の進歩にあると思います。
医学の進歩は介護家庭を省みません。
医学の進歩は、あくまでも医学のためにあるのでしょう。
《企業秘密》
先日地方都市で会を開き、翌日の地元新聞の朝刊に、その模様が掲載されましたが、読者から、わたしが演じた読み物の台本が入手できないかとの問い合わせがあったそうです。
よく「あなたの講談のCDやDVDは手に入らないのか」との質問は受けますが、台本を読ませてくれといわれたのは初めての経験でした。
台本は企業秘密でありますし、いかなる講談の台本も公開はいたしませんとお断りしましたが、これがご縁ですから、今度はぜひとも聴きにこられてほしいものです。