講談といえば女流講談といわれる時代になってしまいました。
現実は事実ですから、とても辛く、認めたくはありませんが、認めざるを得ません。
しかし女流講談とはまだ新しい芸能であり、ダンディズムを男性の骨格美で包む伝統講談とは似て非なるものなのです。
そのことは両者の客質が、あまりにも違うことでも明らかです。
琴調さんと一緒に遊んでいた若い頃は、まさか我々が伝統講談の最後の砦になろうなどとは夢にも思ってはおりませんでした。
とにかく講釈場の雰囲気をお楽しみください。
これが伝統なのです。
これが講談なのです。
ご来場伏してお願い申し上げます。
「神田愛山・宝井琴調~夏の会」
8/23(金)19:00
らくごカフェ(神保町駅A6・神保町交差点岩波ブックセンター隣古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターより・降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
2000円(ブログプリント持参割引有り)
「小田原相撲」琴調・「高野長英」愛山(仲入り)「(講談私小説)ベラ」愛山・「政宗堪忍袋」琴調
わたしは少年の頃からの落語ファンであり、いまだにそれは変わってはおりません。
わたしが今お客の立場におりましたら、間違いなく柳家喬太郎の追っかけとなるでしょう。
喬太郎さんは、そのくらいに魅力のある落語家さんです。
しかし立場上わたしが客席で喬太郎さんの追っかけをするわけにはいきません。
ですから楽屋で追っかけをすることに決めました。
それがこの二人会です。
十年は続いておりますが、演芸史に残る会との自負はあります。
業種の違いも、先輩も後輩もありません。
夏の夜の高座に古典と新作の火花が散ります。
どうかお楽しみください。
「神田愛山・柳家喬太郎二人会」
8/27(火)18:00
お江戸両国亭(JR両国駅東口歩8分・大江戸線両国駅A5歩6分・本所警察(解体中)隣・墨田区両国4ー30ー4)
2000円(全当日自由席・予約前売割引なし)
楽天・神田春陽・「死神」柳家喬太郎・「小夜衣草紙」神田愛山(仲入り)「(講談私小説)涙のほくほく線」神田愛山・「おたのしみ」柳家喬太郎