《読書》
わたしが中学の頃に夢中で読んだ山中峯太郎さんが訳した名探偵ホームズの本を、過日神保町の古本屋で見つけました。
とても懐かしい思いをいたしましたが、今年のわたしはミステリー熱が再燃しました。
現在、結城昌治は当然といたしましても、アリバイくずし専門の書き手である津村秀介を交互に手にしています(わたしは密室や犯人捜しよりも、アリバイくずしが好きなのです)。
新しい作家に興味はありません。
自分が以前むさぼるように読んだ作家たちの再読や、未読の作品に限定しています。
多分人生の軌跡を再確認しているのでしょう……。
《映画》
洋画、邦画を問わず名作といわれる古い映画をCSで鑑賞していますが、白黒作品の素晴らしさに改めて驚いています。
いずれもとても綺麗で奥が深く、まるで水墨画を見るような味わいは、古典講談と共通のものと再確認いたしました。
……どうかみなさま、よいお年をお迎えくださいませ。