《車中》
以前は電車の中で大学生やサラリーマンが漫画を読んでいると、冷ややかな目を向けたものですが、今は漫画、大いに結構。
要するに電車に乗れば携帯メールにスマホのご時世に、本を開いている人をみるとホッとするのです。
わたしも最近車中読書を復活させました。
文明の進歩はワープロとファックスまでで止めておけばよかったのだと、つくづく思います。
《リュックサックとキャリーバッグ》
わたしはリュックサックに着物を詰めて寄席に通っていますが、年をとったということは如何ともし難く、泊まりの仕事で地方へまいりますと、当然荷物も増えておりますから、リュックサックで移動いたしますと、上半身の重さで疲労困憊してしまいます。
そこで体力の消耗を防ぐために四輪車のキャリーバッグを購入しようと思っているのですが(二輪車よりも四輪車のほうが楽とのアドバイスを受けています)これとても車や電車に乗ったりすると膝の上には乗せられませんし、何かしらの手段をこうじないかぎり、座敷に上がれば畳を汚してしまいますから、不便といえば不便です。
おまけにガラガラ引きずってうるさいですし、近くを歩いている人にも迷惑をかけてしまいます。
ですから疲労困憊してしまうことは我慢して、今まで通りに慣れ親しんだリュックサックを使い続けるか、それとも不便さは我慢して、御身大切のためにキャリーバッグにするか、わたしは今大いに悩んでいます。
《拾いもの》
一日の終わりにせんべいをかじりながら、お茶を飲んでリラックスしたいものだと、テレビ放送の古い映画「お嬢さん乾杯」(S24・佐野周二・原節子・監督木下恵介)を観てみました。
ところが何も期待していなかったこの映画が面白く、わたし好みの軽いタッチの都会派コメディで、思わぬ拾いものをして得をした気分になりました。
……「講談カフェ昼席」も拾いものをして得をした気分にひたれます。
が、9/18(火)の会には前座さんがいません。
講談界は人手不足で、どうしても都合がつかなかったのです。
で、二つ目君たちが前座さんの代わりに前座さんの仕事をこなしてくれます。
そして今後もこうした事態は起こり得ます。
わたしがそのことを告げても、誰一人としてイヤな顔はせずに快諾してくれました。
講談カフェ昼席とはそういう会です。
皆様方のご来場、ご支援を伏してお願い申し上げる次第です。
「講談カフェ昼席」9/18(火)13:15
・らくごカフェ(地下鉄神保町駅A6出口・神保町交差点岩波ブックセンター隣古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターよりお乗りください 5F降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
・2000円(ワンドリンク付・ブログプリント持参割引なし)
9/18(火)(前座なしの講談会)神田すず・一龍斎貞寿・宝井琴調(仲入り)神田愛山