人気ブログランキング | 話題のタグを見る
神田愛山独演会
先日最後の大阪独演会を終えました。
東京からお出での方もあれば、このブログで情報を知ったという会場近くにお住まいの方も駆けつけてくださいましたが、雷雨という悪天候の中での大阪独演会の幕引きが、いかにもわたしらしいところであったかもしれません。
 高座の最後に「また来年お目にかかりましょう」と、毎年恒例のご挨拶ができなかったことが痛恨の極みでありましたが、もはや手弁当の会の限界を越えております。これで精一杯。悔いはありません。
ふりかえれば二十代の頃に仲間の会にゲストとして呼んでもらったことが大阪とのご縁となり、自主興行としての独演会を始めてから五年で終止符を打つわけですが、よきにつけ悪しきにつけ、つくづくよい勉強をさせてもらったものだと思っています。


 ……さあ今度は東京での独演会です。
 清水次郎長伝の九席目「小川の勝五郎の義侠」は場面転換が鮮やかで、実に綺麗にまとまっている読み物です。
 次郎長夫婦が患うというけっして楽しいストーリーではないのですが、演じていて、とても楽しくなる不思議な読み物です。
 また販売する自主制作CDは三十余年前の、わたしがまだ神田一陽といっていた二つ目時代の高座です。
 テープ音源をCD化しました。珍品です。
 暑気払いに、ぜひご来場くださいませ。


「神田愛山独演会」7/27(金)19:00
・らくごカフェ(地下鉄神保町駅A6出口・神保町交差点岩波ブックセンター隣古書センタービル5F…ビル裏口エレベーターよりお乗りください 5F降りて左・千代田区神田神保町2ー3)
・2000円(ブログプリント持参割引有り)
愛山演題「清水次郎長伝(九)小川の勝五郎の義侠」他新作一席

・自主制作CD販売
《販売CD》パソコンで記録したディスクのためプレイヤーの仕様によっては再生できない場合がございます。
神田愛山自選講談集番外編(4)二つ目(神田一陽)時代「(S55年木馬亭マクラの途中から)犬塚の富蔵の生い立ち」「(S56年木馬亭)おでん屋新兵衛」2000円
by aizan49222 | 2012-07-22 23:03 | 愛山メッセージ


<< 神田愛山・宝井琴調~夏の会 298円の神頼み >>