(講釈と浪曲でつづる、今日はとことん)天保水滸伝
もう七、八年前のことになりましょうか。わたしの「(三家三勇士)三十三間堂通し矢」を聴かれた、わたしよりも年下の男性のお客さんが「この講談はダンディズムですよね」とつぶやかれました。
そしてこの瞬間、わたしの体に戦慄が走りました。
わたしはかねて講談は「男の骨格美」であると思っておりましたが、もうひとつスッキリしませんでした。
そこへダンディズムという言葉を聞き「講談とは形式的には男の骨格美であり、根底にはダンディズムが流れる」と言葉を添えることにより、わたしははじめて講談を定義できたと思いました。

「神田愛山・柳家喬太郎二人会」で高座にかける「忠治の娘」も(6/21(木)18:00・お江戸両国亭(JR両国駅東口歩8分・大江戸線両国駅A5出口歩6分・本所警察署隣・墨田区両国4ー30ー4)2000円・全当日自由席・予約前売りブログプリント持参割引なし)また「神田愛山独演会IN大阪」での「忠治山形屋」もそうですが(7/20(金)18:45・薬業年金会館5F和室(地下鉄谷町線谷町六丁目駅4号口隣)2500円・ブログプリント持参割引有り)今度の玉川奈々福さんとの天保水滸伝車読みの会での、わたしの「笹川の花会」「三浦屋孫次郎の義侠」の二席はダンディズムの真骨頂ともいえる読み物です。

 「笹川の花会」はわたしが浪曲で聴いて中学の頃から憧れていた男の世界で、「三浦屋孫次郎の義侠」は恐らく浪曲では演じられていないと思います。
車読みとはつながる車輪のように連鎖的に物語を追っていくという意味ですが、この会はわたしと奈々福さんが偶然にも同じ企画を発想したことによって生まれました(玉川奈々福さんはとても大胆で、そして繊細な女性です)。
奈々福さんの「鹿島の棒祭り」から、わたしの「三浦屋孫次郎の義侠」まで、各二席ずつ通して聴いていただければ、大衆演芸として伝わる天保水滸伝の流れが、よくおわかりになられるはずです。
異なる芸種による天保水滸伝車読みの機会は滅多にありません。
 ご来場のほど伏してお願い申し上げます。


「(講釈と浪曲でつづる、今日はとことん)天保水滸伝」6/17(日)15:00
・カメリアプラザ6F和室(JR総武線亀戸駅北口徒歩1分…江東区亀戸2ー19ー1亀戸文化センター)
・2500円(全席自由・60席限定・前売りブログ持参割引なし
・予約問03ー3430ー6615愛山工房)
「鹿島の棒祭り」玉川奈々福(曲師:沢村豊子)「笹川の花会」神田愛山
(仲入り)「平手の駆けつけ」玉川奈々福(曲師:沢村豊子)「三浦屋孫次郎の義侠」神田愛山
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by aizan49222 | 2012-06-12 10:17 | 愛山メッセージ


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