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業の肯定とイリュージョン
《休眠口座》10年間動きのない、いわゆる銀行の休眠口座の金は国のものにするという話がありますが、これはいかに合法化しようと明らかに泥棒であり、なんとも情けない話が出てきたものです。日本国が泥棒を働く!そこには一国の矜持もヘッタクレもありません。仮にこの企みが現実化したと仮定して、こうした泥棒の金をまわされたほうこそ災難というものですが、渇しても盗泉の水は飲まずでありましょう。とんでもない国になってしまったものです。

《不鮮明》携帯電話会社の料金体系は不鮮明ですから、わたしはメールの添付写真は送らないようにと、いつもアドレスを教えた人たちに頼んでいますが、この間ある人に「了解しましたが、いちばん不鮮明なのは自分の心ですよね」といわれてしまい、二の句が告げませんでした。

《訃報》左右田一平さんが癌で亡くなられました。八十一才。結束信二さんが脚本を書き、栗塚旭さんが主演し、虚無的な雰囲気が全編に漂う往年のテレビ傑作時代劇「新選組血風録」「燃えよ剣」「用心棒シリーズ」等の名脇役。飄々とした役柄にしびれました。この一連の時代劇を越える作品は、今後も出てこないでしょう。合掌。

《夢》引っ越しをした夢を見ました。しかし夢の中の転居先は、相変わらず古い木造アパートの二階で、わたしは夢の中でさえ新築には移れない人生なのです(笑)。
 でも今より三畳間がある分広いのが救いでした。

《業の肯定とイリュージョン》故立川談志師匠のいわれた業の肯定とは、精神医学森田療法の自己受容「あるがままの心」であり、イリュージョンとは精神分析学の岸田秀先生が唱えるところの「唯幻論」と同一思考であると、わたしは解釈しています。


「第18回コタン講談会」3/2(金)19:30
・ライブハウス四谷コタン(新宿区若葉1ー9金峰ビル101)
・2000円+ワンドリンクオーダー制(ブログプリント持参割引なし)
「前講」神門久子・「(三家三勇士)和田平助鉄砲切り」「(露地野裏人作)時効成立」神田愛山
…四ッ谷駅(四ッ谷見附交差点側)を出て新宿通りを上智大学とは反対の新宿方向に直進 5分程歩くと左側にジョナサンあり左折 すぐの角を右折 突き当たって左折 15m程先左側ビル1F
by aizan49222 | 2012-02-19 22:06 | 愛山メッセージ


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