《時代劇》テレビ画面がワイドになったおかげで、アップになると顔の隅々まで映ってしまい、女優陣に評判が悪いと聞きましたが(ちなみに女流講釈師は客席と接近しすぎている高座をいやがります(笑))時代劇に出演していた女優のピアスの穴が見えてしまったそうです。
しかしさもありなんと思われるくらいに、今の時代劇はひどい。ひどすぎます。
まるで着物を着た安手の現代劇で、セリフまわしが時代物でないのは、監督や演出家が時代劇を理解していない何よりの証拠です。
わたしのように往年の東映時代劇をこよなく愛する者には、とても観られたものではありません。
前座の講談を聴いているほうが、まだ我慢できます(それも地獄の苦しみだといわれたお客さんもいらっしゃいましたが(笑))。
《節電》大震災後、東京電力が「節電のためにエアコンなどはつけるな」といわんばかりに訴え続ける中、わたしが初めて「熱中症にならない程度にエアコンをつけてください」と、テレビの気象予報士から聞いたのは、実際に節電に協力してエアコンをつけることなく熱中症で亡くなられた方がいらっしゃると、ニュースで伝えられてからのことでした。
これを証文の出し遅れというのではありませんか?違いますか、東京電力さん!
《名探偵モンク》AXNミステリーの「名探偵モンク6 ♯12 まぼろしの母」を観ておりましたところ、信号機が故障して赤信号のままの横断歩道で、モンクがジッと信号が変わるのを待っているというシーンがありました。車は一台も来ないのに、モンクはもう10分以上も待ち続けています。赤信号で横断歩道を渡ってはいけないという教えを、モンクは頑なに守り続けているのです。
まったくわたしと同じです。
わたしも砂漠の真中でモンクと同じような状況におかれたら、はたして横断歩道を渡れるだろうかと、真剣に考えた時期があります。
強迫神経症者は、まさに自縄自縛。自分の思考回路にガンジガラメに縛られて、身動きがとれなくなってしまうのです。
でもご心配なく。
モンクはその後通りかかった見知らぬお婆さんに腕を組まれ「海賊になりましょう(冒険をしましょう)」といわれ、一緒に横断歩道を渡ることができました。ホッ。
《講談鉢の木佐野ツアー》8/20(土)~21(日)
・20,000円(一泊二食・交通費別)
・わたしの故郷栃木県佐野市は「いざ鎌倉」の語源となりました講談「鉢の木」誕生の土地であります。
その主役であります佐野源左衛門常世のお墓を詣で、物語の重要な舞台となります唐沢山へ登り、厄除け大師へお参りするツアーです。
もちろんわたしの講談鉢の木を聴いていただき、アマチュア講釈師への公開稽古と、夜の懇親会もあります。ご参加いかがですか。
(問)03ー3430ー6615愛山工房