大変お待たせをいたしました!10ヶ月ぶりの柳家喬太郎さんとの二人会です。
この会は喬太郎さんに好きなようにやっていただきますし、わたしも好きなようにやります。
それがお互いの本領発揮につながればと思っています。
わたしと喬太郎さんをよく知るある人から、
「あなたと喬太郎さんのカラーはまるで違うけど、でも根っこは同じような気がします」
といわれたことが、この会の立ち上げにつながりました。もう10年は続けているでしょう(初期の資料紛失。曖昧な記憶で申し訳なし)。
……19時開演にしたいのですが、諸々の事情があり、どうしても18時開演になってしまいます。前座、二つ目さんに時間をつないでいただき、実質的な二人会は18:30からとなります。それで何卒ご容赦ください……。
ところでわたしの「雪の降る夜」ですが、これを結城昌治先生が週刊小説に発表なさったのがわたしが講釈師になるひと月前の昭和49年1月のことで、その頃はまだ珍しかったコンビニで立ち読みしたわたしは結城節に唸り、この作品を何とか講談にしたいと思っておりましたが、新作を演じる自信がなく、20年ほど前に先生にお断りをして舞台設定を江戸時代に変えて講談化に成功しました。
が、今回は原作通りに現代の話のままに演じます。ですから初演です。
永年の課題にピリオドが打ててホッとしています。今ならば現代物でやれるはずです。
しかしこの読み物を時代物と思っておられるご定連は驚かれるかもしれません。
それでは当日お会いいたしましょう。
「神田愛山・柳家喬太郎二人会」2/24(木)18時・お江戸両国亭(JR両国駅東口・大江戸線A5出口・本所警察隣・墨田区両国4ー30ー4)2000円(全当日自由席・ブログプリント持参割引なし)~「大久保彦左衛門将棋のご意見」愛山・「抜け雀」喬太郎(仲入り)「おたのしみ」喬太郎・「(結城昌治原作)雪の降る夜」愛山