8時起床(朝型の生活に切り替えて5年。芸人としてはまったく不健康です。今夏は6時に起きてアパートの庭の草むしりもやりました)。
朝食はパンにコーヒーにバナナ。すこしも虚しいとは思いません。これで充分なのです。数分で終了。
掃除(5年前は年に2、3回しかやりませんでしたから、いつもホコリが初霜状態でした。今は月に2、3回)。
稽古。「荒茶の湯」(同期の宝井琴調さんは真打に昇進して数年、宝井琴童と名乗っておりましたが、その頃に譲り受けた読み物です)「左甚五郎水呑みの龍」(小~中学生用に講談本からおこしました。が、まだ演じてはおりません)わたしにとっての壁に向かっての稽古は、あくまでも不安の解消のためであり、高座に上がり、お客さんに向かって演じるときが、本当の稽古となります。
昼食は月見力うどん(いちばん最後に飲み込む汁のしみた生卵は最高の味ですね。デザートの蜂蜜入りヨーグルトも超美味)。
……と、ここまでが現時点で、ちなみにわたしのこれからの予定は、まず歩いて40分のホームセンターで「講談・落語たっぷり会」11~12月分のチラシを大量コピーして、同じフロアーのペットコーナーの猫たちにご挨拶。
次に郵便局に寄って、今度のたっぷり会で配布するチラシを前座さんに送り、駅前の回るお鮨屋さんでお客さんにご馳走になって帰宅したあとは、入浴後、ケーブルテレビAXNミステリーで放送中の「名探偵モンク」を観ます。
……この番組の主人公のモンクは重度の強迫神経症に冒されており、サンフランシスコが舞台のコメディですが、わたしのようなモンクと同病の者も、また強迫神経症者を家族にもつ人も、みんながこの番組を観るべきです。そうすればモンクと一緒に強迫神経症を抱えて生きていこうという気になれます。笑いのうちに励まされます。もちろんミステリーとしても一級品です……。
そして吉村昭の「落日の宴」を読み、将棋ゲームを楽しんでから、無名の講釈師は床につきます。