人気ブログランキング | 話題のタグを見る
講談私小説
 猛暑の中、いよいよ講談倶楽部が近づいてまいりました。

「講談倶楽部」8/11(水)12(木)12時
・お江戸両国亭(JR両国駅東口・大江戸線A5出口・本所警察隣・墨田区両国4ー30ー4)
・各2千円(ブログプリント持参割引有り)

8/11(水)貞鏡・・すず・一龍斎貞寿・神田あおい・(二つ目昇進)宝井琴柑・「お題講談」神田陽司(仲入り)神田阿久鯉・「(講談私小説『母の最期』上)親父のため息」神田愛山

8/12(木)貞鏡・すず・一龍斎貞寿・神田紅葉・神田織音・宝井琴柑・「(講談私小説『母の最期』中)ダンボールの位牌」神田愛山(仲入り)「(講談私小説『母の最期』下)出身地」神田愛山



 高校時代に国語の教科書で梶井基次郎の「檸檬」を読んだときの衝撃は、未だに忘れることができません。
 作家自身の自責の念に囚われる心象風景を描き、綴る私小説。
 わたしの「品川陽吉伝」が、まさにわたし自身がモデルになっている私小説であり、講談私小説というネーミングを考え出したときには「おれが講釈師になってやりたかったのは、まさしくこれだ」と思わず身震いがでました。
 講談私小説品川陽吉伝は新作講談の純文学ですが、古典講談の骨格を持ち合わせておりませんと、とても演じられるものではありません。そういう自負はあります。
 前方の若い人たちも一生懸命に高座をつとめてくれるはずです。
 お盆休みの昼はお江戸両国亭。講談倶楽部の講談私小説でお楽しみください。品川陽吉が皆様方をお迎え申し上げます。
by aizan49222 | 2010-08-07 19:38 | 愛山メッセージ


<< 神田愛山・宝井琴調夏の会 9~10月スケジュール >>