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講談ダンディズム
 地元のホームセンターで購入した巣箱を、今まではエサなどはやらずに、ただ物干し竿の上に置いておいただけなのですが、「やはりエサはやらなければダメですよ」と稽古にきた後輩がセットしてくれました。

 ミカンを半分にして割り箸で突き刺し、巣箱と一緒にビニール紐で物干し竿にくくりつけます。
 そうするとたちまちのうちに効果が表れました。
 雀よりも小ぶりで黄緑色の小鳥が(メジロ説が強いです)何羽も来て、エサを食べてくれるようになったのです。

 まだ巣箱の中に入ってはくれませんが、本当に嬉しいものです。
しかし同じ日に車道をピョンピョン跳ねている鳩を見つけました。この鳩はどういうわけか飛べないのです。左右から走ってくる乗用車もバスもオートバイも、当然のごとくにこの鳩を避けて走ります。
と、鳩は突然向きを変えて向こう側の歩道に歩いていこうとします。

 そしてドライバーたちの善意に見守られながら、鳩は無事に横断に成功しました。
これからは車道に迷い出ることもなく、どこかに潜り込んで、誰かにエサをもらいながら、天寿をまっとうすることでありましょう。

……講談は「男性の骨格美」であり、その根底には「ダンディズム」が流れます。
しかし講談独特の喋るテクニックだけは、女性でも利用できます。
 このことが「女流講談」の誕生につながりました。

 つまり「女流講談」とは「伝統芸である講談から派生した新しい芸能」ということになり、現代は両者が講釈場で共存しているということになります。

わたしが独演会で連続で演じている「天保水滸伝」は、まさに「講談ダンディズム」の極致だと思っています。日にちが迫ってまいりました。よろしくご来場下さいませ。


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by aizan49222 | 2010-03-13 18:04 | 愛山メッセージ


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