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大阪での独演会情報と講談次郎長ツアーへのお誘い
 近所の小学生の女の子たちのファッションが春のモードに変わりました。みんなとてもオシャレさんです。
 それからもうすっかりと顔馴染み?になりましたペットショップの猫二匹(スコティッシュフォールドの姉弟)の姿が見えなくなりました。もちろん売られていったのです。

 やはり淋しいものですね。飼い主との間にうまく人間関係?を構築できるかが心配です。  



「神田愛山独演会IN大阪」4/16(金)18:45
・薬業年金会館5F和室(地下鉄谷町線谷町六丁目駅4号口隣)
・2500円(ブログプリント持参割引有り)
・「前講」旭堂南海・「天保水滸伝笹川の花会」「(露地野裏人作)ポッタン」「(露地野ぼん子作)修学旅行」神田愛山…



自主制作CD発売!神田愛山自選講談集  各巻2000円(割引なし)

(4)「(赤穂義士銘々伝)大高源吾」「(講談私小説)真剣師」
(5)「(赤穂義士銘々伝)二度目の清書」「(露地野裏人作)温かい年賀状」
(6)「般若のお作」「(露地野ぼん子作)修学旅行」


「天保水滸伝笹川の花会」は古典講談のハードボイルドとして、よく仕上がったと思っています。
こうした読み口はわたし独自のものです。また「ポッタン」と「修学旅行」の二席は、アマチュア作家の筆によるものです。まったく好対照の出来ばえの新作もお楽しみ下さい。

大阪では滅多に聴けない読み物を選んだとの自負があります。ぜひともご来場くださいませ。
お待ち申し上げております(CDもよろしくお願いいたします。希少価値があることには間違いありません)。

「神田愛山講談次郎長ツアー」

これはご一緒に旅行をしませんかというお誘いです。5/15(土)~16(日)。

行き先はわたしの育ちの故郷である静岡県静岡市清水区。同級生の鮨屋で食事をして、下級生が経営するホテルで一泊という段取りです。もちろんわたしの講談(清水次郎長伝)と、アマチュア講釈師への公開稽古もつけます。2万円(交通費別)。
参加ご希望の方はお早めにご連絡下さい(03ー3430ー6615愛山工房)。

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by aizan49222 | 2010-03-28 16:34 | 愛山メッセージ
新作講談の発想
 今度の独演会(3/26(金)19時・らくごカフェ(神保町交差点・古書センタービル5F)2千円)で「天保水滸伝(六)平手造酒の最期」の他に演じる新作は「投稿マニア」に決めました。この読み物は、ある日の楽屋で、わたしと親しい落語家が「新聞の読者欄って面白いですねえ」といい、それからしばらく経った楽屋で、先輩の落語家が「新聞の読者欄を読んでいて奇妙だと思った話」をしてくれましたが、この二つがヒントになって10年くらい前に出来上がった作品です。

 この読み物を参考になさって、あなたも講談を創ってみませんか!?

 ……「男性の骨格美」であり「ダンディズム」が根底に流れる伝統芸としての講談は、わたしと(わたしの同期である)宝井琴調の代で終わりを告げます。もはや講談の寿命なのです。伝統芸の終焉です。

 そしてその後は伝統芸である講談から話術だけを利用して派生した新しい芸能である女流講談の天下となります。そのことは火を見るよりも明らかです。講談が女性の職業となってしまったのです。
 東京の講談界に限っていえば、わたしと琴調より後輩の男性講釈師も何人かはおりますが、女流の数の前には、とても太刀打ちできないでしょう。
 ですから近未来においては女流講釈師の色物として、男性講釈師が夜露をしのぐことになります。
 しかしまことに皮肉なことには、その頃には男性講釈師に希少価値が出て、売れっ子になる確率も高いのですが……(笑)。
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by aizan49222 | 2010-03-22 17:15 | 愛山メッセージ
清水の頃・小学時代(二)

  転校生クラス会にて演じたる落語台本父が書きしも

 わたしが人前で初めて落語を演じたのは、まだ小学三年のときでした。どうしてそういう成り行きになったのか、また自薦か、他薦かも、まるで覚えてはいませんが、とにかくクラス会で、わたしが落語を演るという意思表示をして、そして演ることが許されたのです。

 しかしそうかといって、わたしが転校生としてクラスメートからのいじめを受け、自分の立場を守るために、いわば彼らに媚を売るために、落語を演ろうとしたわけではありません。むしろその逆で転校生のわたしはクラスメートに好意的に受け入れられ、その結果がクラス会での落語につながったのだと思います。

 佐野で「お笑いタッグマッチ」を観てから一、二年後に、わたしはいきなり落語を演じたいと思い、また演じたわけで、この間の記憶がこれまたまるで残ってはおりません。
 恐らくはラジオから流れてくる演芸番組を聴かされて、子供心にも大きな関心をもったのだと思います。

「演芸番組さえ聴かせておけばおとなしくしていた」
 という母親の証言もあるくらいですから……。

 また佐野のクラスメートを前に転校の挨拶をしたときに(不安な心を隠す裏返しの意識から)わざとおどけたポーズをしてみせて、それが思いもかけぬほど受けてしまい、そのめくるめく感覚が忘れられないでいたのかもしれません。

(今思い出しましたが、やはり佐野にいた頃、まだ転校が決まる前の話ですが、学芸会のお遊戯でみんなの前に立ったときにも、この感覚はありました。ひょっとするとこのときに味わった全身を突き抜ける快感衝動が……でも注目を浴びることは、とても恥ずかしいのですが……無意識のうちにわたしの自我に根を張ったのかもしれません)

 とにもかくにもこのときに演じたのは「時そば」でしたが、その台本を書いてくれたのは父親でした。新聞の折り込み広告をハサミで切って裏返しにして綴じたものに鉛筆で書いてくれました。
 父親の字は大きく筆圧も強く、わたしも今父親と同じ字を書きます。「時そば」をやりたいと、わたしが父親にリクエストをして、父親が台本を書いてくれたのです。

 しかし父親もよく落語の台本を書けたものだと思います。よほどラジオで落語を聴きこんでいたに違いありません。やはりわたしは父親の影響で落語が好きになったのでしょう。

 ただ小学時代には、父親が落語好きであったという印象は、わたしにはありません。それどころか高学年になるにつれて、演芸番組にどっぷりと浸かっていくわたしを、父親は好ましく思ってはいないようでした。そのことだけは身にひしひしと感じていました。わたしの芸人志望を、父親はすでに見抜いてしまったのかもしれません。

 芸人になりたい。
 わたしの人生は小学三年で、すでに決まってしまいました。
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by aizan49222 | 2010-03-16 16:55 | 愛山自伝・俳句と短歌
講談ダンディズム
 地元のホームセンターで購入した巣箱を、今まではエサなどはやらずに、ただ物干し竿の上に置いておいただけなのですが、「やはりエサはやらなければダメですよ」と稽古にきた後輩がセットしてくれました。

 ミカンを半分にして割り箸で突き刺し、巣箱と一緒にビニール紐で物干し竿にくくりつけます。
 そうするとたちまちのうちに効果が表れました。
 雀よりも小ぶりで黄緑色の小鳥が(メジロ説が強いです)何羽も来て、エサを食べてくれるようになったのです。

 まだ巣箱の中に入ってはくれませんが、本当に嬉しいものです。
しかし同じ日に車道をピョンピョン跳ねている鳩を見つけました。この鳩はどういうわけか飛べないのです。左右から走ってくる乗用車もバスもオートバイも、当然のごとくにこの鳩を避けて走ります。
と、鳩は突然向きを変えて向こう側の歩道に歩いていこうとします。

 そしてドライバーたちの善意に見守られながら、鳩は無事に横断に成功しました。
これからは車道に迷い出ることもなく、どこかに潜り込んで、誰かにエサをもらいながら、天寿をまっとうすることでありましょう。

……講談は「男性の骨格美」であり、その根底には「ダンディズム」が流れます。
しかし講談独特の喋るテクニックだけは、女性でも利用できます。
 このことが「女流講談」の誕生につながりました。

 つまり「女流講談」とは「伝統芸である講談から派生した新しい芸能」ということになり、現代は両者が講釈場で共存しているということになります。

わたしが独演会で連続で演じている「天保水滸伝」は、まさに「講談ダンディズム」の極致だと思っています。日にちが迫ってまいりました。よろしくご来場下さいませ。


「神田愛山独演会」3/26(金)19時
・らくごカフェ(神保町駅A6出口・神保町交差点・岩波ブックセンター隣・古書センタービル5F)
2千円(ブログプリント持参割引有り)
愛山演題「天保水滸伝(六)平手造酒の最期」他新作一席…自主制作CD販売!
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by aizan49222 | 2010-03-13 18:04 | 愛山メッセージ
因果な話
独演会を中心にした自分が主催する会の前日は、終日いやな汗をかき、悪い血が凝り固まり、胃が重苦しく、全身に倦怠感が走りますが、いざ当日の朝となりますと、激しい嘔吐感と偏頭痛に見舞われ、大緊張のあまりに、このまま会をすっぽかして、どこかへトンズラしてしまいたくなってしまいます。

 しかし会を終えた翌日には、もう次の企画を考えているのですから(このときだけがいちばん楽しいのです)まったく因果な稼業であります。

 ……今月末からゴールデンウイークにかけての、その因果な会の数々を、ここにご紹介させていただきます。
 みなさま方もこのブログを読んでしまった身の因果とあきらめて、今のうちからのスケジュール調整、ご来場を伏してお願い申し上げます。


「神田愛山独演会」3/26(金)19時
・らくごカフェ(神保町駅A6出口・神保町交差点・
岩波ブックセンター隣・古書センタービル5F)2千円(ブログプリント持参割引有り)
愛山演題「天保水滸伝(六)平手造酒の最期」他新作一席…自主制作CD販売!

「神田愛山独演会IN大阪」4/16(金)18:45
・薬業年金会館5F和室(地下鉄谷町線谷町六丁目駅4号口隣)2500円(ブログプリント持参割引有り)
「前講」旭堂南海・「天保水滸伝笹川の花会」
「(露地野裏人作)ポッタン」「(露地野ぼん子作)修学旅行」神田愛山…
自主制作CD販売!

「第4回(富山県)高岡講談会~神田愛山とアマ弟子(地元出身)の会」4/18 (日)13:30
・高岡文化ホール(多目的小ホール・高岡市中川園町13ー1越中中川駅徒歩3分)1500円(高校生以下500円)
「高野長英」神田愛山・「長短槍試合」「(菊池寛原作)敵討ち母子連れ」神門久子
「葛飾北斎と谷文晁」神田愛山

「愛山・喬太郎二人会」4/30(金)18時
・お江戸両国亭(JR両国駅東口5分・地下鉄大江戸線両国駅A5出口・本所警察隣・墨田区両国4ー30ー4)2千円(自由席・予約前売ブログプリント持参割引なし)
こはる・神田春陽・「おたのしみ」柳家喬太郎・「天保水滸伝笹川の花会」神田愛山(仲入り)
「(露地野ぼん子作)高校三年生」神田愛山・「吉田御殿」柳家喬太郎

「講談倶楽部」5/2(日)12時
・お江戸両国亭・2千円(ブログプリント持参割引有り)~
貞鏡・すず・琴柑・一龍斎貞寿・神田あおい・神田阿久鯉(仲入り)神田春陽・「(講談私小説)逃亡者」神田愛山

「講談倶楽部」5/5(水祝)12時
・お江戸両国亭・2千円(ブログプリント持参割引有り)
~すず・琴柑・一龍斎貞寿・神田あおい・神田春陽・神田阿久鯉(仲入り)神田織音・「(講談私小説)遠まわり」神田愛山
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by aizan49222 | 2010-03-07 14:45 | 愛山メッセージ
春よ来い
 わたしは子供の頃から童謡の「春よ来い」と「雛祭り」が苦手で、この歌を聞くたびに腹の底から突き上げてくるような焦燥感にとらわれてしまうのです。
 ですから新生活のスタートとされる春が大嫌いで、新しい教科書の匂いも不愉快きわまりないものでした。将来に対する不安に怯えてしまうのです。
 その代わり一年の終わりの気配が漂う晩秋の淋しさが大好きでしたが、ここにいたって春を待つ気分を心地よく感じるようになってきました。

 つまりわたしの思考回路に変化が芽生えてきたのです。
 そしてそれは4年前からカラオケを始めたことに起因していると思います。
 昔から「常軌を逸した音痴」(宝井琴調並み)で、人前で歌ったことなどなく、それでもナツメロと青春歌謡が大好きで、
何とか「並みの音痴」くらいにはなってみたいものだと思っていたわたしを、あるアマ弟子さんが無理やりにカラオケに誘い、そしてマイクを握らせてしまったのです。

 わたしの人生は、このあたりから、すこし流れが変わってきたようです。
 自分の苦手なものにチャレンジして、新しいことを始められた喜びが、春を待ち遠しく思う気分にさせてくれたのかもしれません。

 今のわたしは時折「春よ来い」と「雛祭り」を口ずさんでいます。
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by aizan49222 | 2010-03-01 16:25 | 愛山メッセージ